高次収差

"高次収差とは、めがねやコンタクトレンズでは強制できないほど微細に角膜が歪んでいることをいいます。
 
人は、様々な波長をもつ光が角膜や水晶体を通過して一点に集まることで物を認識しています。
 
しかし、その角膜の表面に凹凸があったり厚さに違いがあると、光線の集まる位置がずれてしまいます。ずれてしまうと物を正確に認識することができなくなります。
 
このズレを収差と呼びますが、めがねやコンタクトレンズを作るときにはこの収差が重要になります。
 
高次収差では、めがねやコンタクトレンズでの矯正は難しいですが、レーシックでは矯正することが可能です。
 
この収差の測定には、精密な角膜表面を測定することができるウェーブフロント解析装置を用いておこないます。"

コマ収差

"光がレンズを通過する角度や位置によって、光線の束の集まる位置がずれる現象を収差と呼びます。収差の中でも、メガネやコンタクトレンズで矯正ができるレベルを低次収差、できないレベルを高次収差と言います。
 
コマ収差とはこの高次収差の一つで、レンズ中心部がつくる像の大きさと、周辺部がつくる像の大きさが異なることから起こります。つまり、像の中心方向あるいはその反対の方向に尾を引いたように見えてしまうのです。
 
コマというのはラテン語で彗星y、流れ星という意味です。ものが彗星や流れ星のように尾を引いて見えることからこう名付けられたと言います。
 
コマ収差は従来のレーシックでは治療できませんでしたが、最近のFSレーザーを用いたレーシックやアイレーシックなどでの治療が可能となりました。"

コントラスト

"コントラストはレーシック手術で使われる医学用語の1つで、背景から注目物体を区別する視覚機能を指します。
 
視力は悪くないのに見え方に満足できていない方は少なくありません。コントラクト感度は見え方を左右する重要な要素で、コントラスト感度が低下すると良い視力を保っていてもものが不鮮明に見えてしまいます。
 
普段光が十分にある明るい場所ではそう不便を感じることもありませんが、夜間暗い夜道を自動車で運転する時、人影を識別しにくくなったり、映画館で途中退席する時周りが見えにくくなるなど、薄暗い場所で不明瞭な見え方をする為違和感を感じるようです。
 
レーシック手術後、視力の問題が改善されてもコントラスト感度に問題が出ることが多く、アフターケア、定期検査は必ず行う必要があります。
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