アルギノン点眼液

アルギノン点眼液は、ヒスタミンをはじめ化学伝達物質の放出を抑える作用があり、アレルギー症状の発現をおさえます。
 
アレルギーによる目のかゆみや充血などの症状を軽くし、症状が軽い時もかゆみを起こさないよう予防的に使うこともあります。
 
通常アレルギー性結膜炎、花粉症、春季カタルの治療に用いられます。アルギノン点眼液使用時の主な副作用として、息がしにくい、全身が赤くなる、じん麻疹等の症状が報告されています。
 
他の薬を使用している場合、妊娠または授乳中、以前この薬を使用しアレルギー症状が出たことがある方は、必ず使う前に担当の医師や薬剤師に相談してから使用することが必要です。
 
点眼時は容器の先が眼に触れないように注意しましょう。必ず医者に指示された使用方法に従って点眼することが大切です。

アイトラッカー

 

"アイトラッカーは、主にレーシック手術で使われるマシンです。手術中患者さんの目が動いてしまっても、人間の目の動きを追いかけることができるセンサー機能を備えたアイトラッカーがあれば安全に手術を行うことができます。
 
アイトラッカーも複数メーカーで作られていますし、マシンによって性能には差が生じます。近年はどんどんコンパクト化し、より性能が高くなっていますが、レーシック手術を受ける時はこのような関連マシンが最新のものかどうかもチェックしましょう。
 
レーシック手術は担当ドクターの技量によっても仕上がりが左右されますが、導入されているマシンによっても安全性、正確性は異なります。やはり最先端マシンは従来品の欠点が改善されていますので、安心して手術を受けることができます。

アレルギー性結膜炎

"「アレルギー性結膜炎」とは、ある特定の物質に対して、体が過敏に反応して、そのためにその物質が結膜に入りこむと、かゆみや充血を引き起こしてしまう状態のことを指します。
 
アレルギー性結膜炎は特定した花粉の季節や通年通して症状を持っている方がいます。
 
症状は、目やまぶたが急激にかゆく、目が充血してめやにが出ます。原因は、カビやハウスダスト、ダニや花粉の影響であるスギ、そしてコンタクト使用者も近年増えています。これは、レンズについた汚れが原因となりアレルギーを発症します。
 
アレルギー性結膜炎の一般的な治療方法としては、坑アレルギー点眼薬や症状がひどい場合は、ステロイドの点眼薬を使用して、様子を見ることが多いです。少しでも気にかかる症状があれば、眼科で診てもらうことをお勧めします。
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エピセリームイングロース

"エピセリームイングロースは、レーシック手術に伴う合併症の1つで手術中作成したフラップを戻す時、フラップの下に角膜上皮細胞が入り込み、そこで成長してしまう症状です。
 
エピセリームイングロースが引き起こされる原因はフラップの洗浄不足。衛生的な環境でしっかりフラップを洗浄しなかった為、角膜の周辺部分が白っぽい状態になったり、フラップに混濁が生じる症状に見舞われます。
 
上皮細胞が非常に再生能力が高いので、洗浄不足などでフラップがきちんと固着されていない場合このような合併症が引き起こされる恐れがあります。
 
万が一エピセリームイングロースを発症してしまった場合、再度フラップをめくって洗浄し、治癒を目指すことになります。
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塩酸ベノキシネート0.4%

"塩酸ベノキシネート0.4%は、眼科用の表面麻酔剤の一つです。結晶は、白くにおいはなく、舐めてみると微かに舌がしびれる感覚があります。眼科における、様々な検査や治療の前、治療後に使われており、点眼すると痛みが抑えられます。
 
最近では、医療技術の機器の進歩により、レーザー光線による視力回復の手術がおこなわれていますが、その手術後に処方され、目の中がゴロゴロする・痛みがひどい時は、一時間おきに点眼します。実際は、点眼することにより、角膜細胞の再生が少し遅れることがあるので、使わないで済むのなら、使用しない方が良いのです。
 
塩酸ベノキシネート0.4%は、まれに発疹やめまい・まぶたが腫れるなどの副作用がでることがあるので、その時は使わないで医師に相談します。
開封したら、冷蔵庫で保管すること。24時間経過すると効果はなくなってしまいます。"
 

遠視

遠視とは、目の屈折力が弱いのが原因で、網膜上にピントを正しく合わせられない症状のことを言います。
 
屈折した光の焦点が正しく網膜上にこないので、いわゆるピンボケのような状態になり、物体をはっきり見ることができません。遠視の症状がひどくなると、ピントを合わせるために、目が必要以上に調節をおこなう、すなわち常に眼内の筋肉を働かせている状態になるため、目に過度の負担を与え、目が疲れやすくなります。
 
この結果、頭痛や肩こり、また光のまぶしさなどを訴えるなどの、身体症状を伴う場合もあります。遠視の補正は、屈折補正として調節力を働かせない状態で遠方が明視できる度数の凸レンズで行われます。一般的にはメガネコンタクトレンズが使用されています。

医療費控除

"私たちは常日頃から、医療現場のお世話になっているものですがその医療に携わったとき、医療費がある分保障される制度があります。 それを医療費控除といい、それがあるおかげで私たちは負担を少なくして医療に携わることができるというわけです。
それは医療の現場であれば、たいがいの場所で適応できるものであります。
 
眼科においても、ほとんどの治療や処理に医療費控除が適応されています。
 
今の時代、目をたいへんに酷使する時代になってきており、眼科へ通うことも多々とでてきておりますのでありがたい制度だということが言えます。
 
それは国で定められている制度であり、国民の医療費への負担を軽くしようというものでありますので申請をしておれば全国民に対して適応されているものであります。"

医原性円錐角膜

"医原性円錐角膜は、レーシック手術によって発症する合併症の1つで角膜が異常に突出してしまう症状を伴います。角膜拡張症とも呼ばれますが、いずれにしても強い乱視、不正乱視状態になり視力が低下してしまいます。
 
レーシック手術はハログレア現象、ドライアイなど術後数か月の間一時的に発症し、大半は自然治癒する合併症もありますが、医原性円錐角膜は網膜剥離や網膜出血、相関性角膜炎同様、深刻な後遺症に分類されます。
 
ちなみに医原性円錐角膜で角膜移植を必要とするリスクは通常のレーシックで2500件に1例、レーシック・フラップレスで5万件の1例とされています。最新機器を導入し、実績を十分に持つドクターが在籍しているクリニックなら心配はありませんが、このようなリスクについても把握しておきましょう。
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色収差

"眼には、角膜や水晶体など、レンズの役割をする構造と、網膜というフィルムの役割をする構造があります。レンズの役割は光を一点に集めることなのですが、光の波長によって、フィルムに相当する網膜付近で、光が集まる位置が異なります。これを色収差と言います。
 
メガネを作るときの視力検査で、赤と緑のどちらがよく見えるか検査したことがあると思います。その後、メガネのレンズを入れ替えながら、赤と緑を同じくらいの見え方に調整するのですが、これが、まさに色収差の補正です。
 
色収差を補正しないとどのように見えるかというと、物体の淵が滲んでいるかのように見えて、とても気持ち悪いです。メガネを作るときには、赤と緑の検査を真面目にやりましょう。"

インタックス

"インタックスは直径5ミリから7ミリ程度の半円のリングで、インタックスを角膜内に挿入することで角膜の形状を矯正し、近視や乱視を治すイントラ角膜リング手術に使われます。
 
安全性は抜群に高く、白内障治療に用いられてきたプラスチック製の眼内レンズと同じ特殊なプラスチック素材が使用されていますが、この素材は有機体に対して耐性を持ちます。
 
イントラ角膜リング手術自体難易度が高く、費用も一般的なレーシック手術より高額になっています。イントラレーシック程矯正精度はなく、回復実感にも個人差がある点がデメリット、リングを取り出して元の状態に戻すことができること、円錐角膜の進行を遅らせることができる点などがメリットとされる手術です。"