フルオロメトロン点眼液

"フルオロメトロン点眼液にはステロイド製剤で、抗炎症作用や抗アレルギー作用があり、眼瞼炎や結膜炎、角膜炎などのアレルギーからくる目の炎症の治療に用いられます。
 
使用方法は良く振り混ぜた後、1回につき1,2滴を1日に2〜4回ほど使用しますが、年齢や症状に応じてその回数や使用量が変わりますので、必ず指示された使用方法に従って、処方することが大事となります。
 
点眼時には瞼のふちや睫に触れないように気をつけてください。
 
フルオロメトロン点眼液の他に薬を処方している場合は互いの作用を強めたり,弱めたりするので、使用の際には医師と薬剤師に使用中の薬名を伝えることが大事です。
 
主な副作用には目刺激感や結膜充血、アレルギー性結膜炎の悪化などが報告されてますので、そのような症状が現れたら、担当の医師、薬剤師に相談してください。
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ベイズ

"ベイズはレーシック手術に伴う合併症の1つで、エピレーシック手術を受けた後、ごく稀に引き起こされる可能性がある角膜が濁る症状を指します。
 
エピレーシック手術は従来のレーシック手術よりも薄いフラップを作成することができる為、フラップもスピーディーに回復するなどメリットも多い手術方法ですが、ベイズのようなリスクを伴う可能性もあります。
 
レーシック手術はエピレーシックも含め数種類存在しますが、それぞれメリット、デメリットは違うので担当ドクターと相談しながら一番良い手術方法を探らなければなりません。
 
ベイズが引き起こされるケースはほとんどありませんが、手術を受ける時は万が一に備え、考えられる問題はすべて把握しておきましょう。
 
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ボアーズアクシスマーカー

"ボアーズアクシスマーカーとレーシック手術には深い関わりがあります。
 
「ボアーズアクシスマーカー」とは器具の名称であり、主に近年では高い注目度を得ている「レーシック手術」を行う際に必要な用具です。
レーシック手術を行う際、角膜のフタとして役割を担うため、表面に対して薄くけずったものが用いられます。
 
この「フラップ」と呼ばれる角膜のフタを作成するために、マイクロケラトームと呼ばれる電動のメスを使用するのです。
 
主な用途に関しましては、「ボアーズアクシスマーカー」という機器によって角膜に目安となる印をつけることを目的としております。
 
大きなズレを回避しながら、印に沿って綺麗にフラップを閉じることが可能となります。
 
 

 

 

 

 

 

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房水

わたしたちの眼の表面には角膜があり、角膜の内側に水晶体があります。これらは物を見るために欠かせない組織です。
 
この角膜や水晶体に、それらを養うための血管があると、血管部分のためにわたしたちの視界は赤く見えてしまいます。
 
したがって、角膜や水晶体には血管がないのです。血管がない代わりに角膜や水晶体に栄養補給を行い、同時に老廃物を運搬するものが房水です。
 
房水は、毛様体上皮から作られたあと、房を通り、瞳孔である虹彩後面を通り、つづいて前房を通り隅角を通るなどして眼の外へ排出されていきます。
 
またこの房水は角膜や水晶体の栄養補給と老廃物除去だけでなく、この液体の圧力により、わたしたちの眼圧を一定に保っていて、この眼圧の恒常性を保つことが大変重要な役割を担っているのです。

ボーマン膜

人間の角膜は5つの層からなっており、上から順に角膜上皮細胞、ボーマン膜、角膜実質層、デスメ層、角膜内皮細胞と重なり合い形成されています。
 
ボーマン膜はその層の一つでコラーゲンできた10マイクロメートルほどの層で、一部では角膜実質層の保護や角膜の強度に関わるなど様々な説があるものの、まだ確かな役割や角膜に及ぼす影響は解明されていません。
 
しかし角質上皮細胞とは異なり再生能力はないことは分かっており、レーシック手術でフラップを作る際は膜の内側切りボーマン膜は温存する方法がとられます。
 
これについては、元からある角膜の形成を少しでも保持しながら矯正できることがメリットとされており、それ以上のことはまだまだ発展途上です。

保護用コンタクト

"保護用コンタクトは視力矯正の為のレーシック手術で使われる専用ケアアイテムです。
 
ラセックやエピレーシックなど、通常のレーシック手術よりも薄いフラップを作成しなければならない手術を受けた後は、フラップがずれやすくなっていますから保護用コンタクトを装着しフラップのズレを予防しなければなりません。
 
医療用の保護コンタクトはレーシック手術用の他、円錐角膜治療用のものもありますが、いずれにしても高度管理医療機器として薬事法で規制されています。上皮の状態が落ち着くまでは吸着力が弱まってしまい、知らない間に取れてしまうこともあるので要注意です。
 
保護用コンタクトを装着中は洗顔できませんから、コットンなどもうまく活用しお手入れする必要があります。"

保護用メガネ

"眼科ではレーシック手術や白内障など目の手術を行った後に、目を保護する為の保護用メガネを術後に配布することが度々あります。
 
保護用メガネは屋外用と就寝時に使うものの2種類あり、外出中に使う保護用メガネは花粉症用のメガネのような立体的なデザインです。
 
目の前はもちろん、上下左右からの埃、異物もしっかりカバーできるような構造になっていますし、直射日光から眼球を守る為にUVカット機能も施されています。
 
風が強い日もこのアフターケアアイテムがあれば安心です。
また、就寝中に使うアイキャップは、患者さんの状態によって使うかどうか判断されますが、レーシック手術後に配布されることも珍しくありません。
 
就寝中、うっかり目をこすってしまったり寝返りを打った時の衝撃も、このアイテムがあれば大丈夫です。"

ボシュロム社

"ボシュロム社とは、アメリカ合衆国ニューヨーク州に本社を置き、コンタクトレンズやその関連商品、眼科手術用機器のメーカーです。日本での営業は、1972年に始まりました。
 
ボシュロム社の代表的な商品としては、メダリストブランドを擁するソフトコンレンズです。ディスポーザーブルタイプと呼ばれる1日交換終日装用タイプや最長1週間交換連続装用タイプ、頻回交換タイプの最長2週間交換終日装用タイプなどがあります。タイプによっては、近視用のレンズ以外にも乱視用や遠近両用のレンズが販売されています。
 
コンタクトレンズに合わせて、ソフトコンタクトレンズケア製品やハードコンタクトレンズケア製品なども販売しています。また、目薬やサプリメントも販売しています。"

ボタンホールフラップ

"ボタンホールフラップは、レーシック手術で度々使われる用語の1つです。レーシック手術を受けた後、稀に角膜の真ん中の部分がボタンホール状に抜けてしまい、部分的にフラップにならない場合がありますが、この状態がボタンホールフラップと呼ばれます。
 
レーシックはフラップがうまく作られないと手術を成功させることができません。もしボタンホールフラップができてしまった場合、一度フラップを元の場所に戻してから再手術と言う運びになりますが、角膜の回復を待たなくてはなりませんからその間数か月間は待機する必要があります。
 
この合併症が引き起こされる原因は、ずばり執刀医の失敗。厚さの設定を間違えてしまったり、角膜表面のふき取り、消毒でミスしてしまった場合に発症します。
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ボルタレン

ボルタレンはノバルティス社から出ている「ジクロフェナク」を含んだお薬の商品名です。
 
ボルタレンの名前で錠剤、座薬、カプセル、テープなどさまざまな剤型で展開されています。
 
主に消炎鎮痛剤として用いられます。正確には非ステロイド系抗炎症剤です。目の病気の場合もジクロフェナクの点眼剤が、急性や慢性の非細菌性炎症の治療として用いられています。
 
海外ではボルタレン点眼液の名で商品があるのですが、日本では同じ成分の他の名称の点眼液を使っています。
 
一般的には白内障の手術の際に用いられます。術前、術後の使用で、術後の痛みや炎症が抑えられ、回復が早いといわれています。白内障のみならず、眼科手術の際に用いられることが多いです。