ラゼック

ラゼックはレーシックの方法のひとつです。
 
レーシックは角膜をエピケラトームで薄くスライスする方法ですが、眼に傷があったり、眼が小さかったり、角膜が薄い場合などは行うことが難しい手術です。
 
また格闘技などの激しいスポーツを行う人はフラップという切り取った角膜が術後もずれる可能性があるため向きません。
 
ラゼックはフラップ作成の際にエピケラトームを使用せず、アルコールを使用して角膜上皮部分のみでフラップを作成します。薄くスライスするため負担が少なく、普通のレーシック手術が難しい症例も対象になります。また術後はフラップ部分が再生するため、格闘技などの激しいスポーツをしてもフラップがずれる問題はありません。手術は両眼で20分程度となります。

リグレッション

リグレッションは眼科におけるレーシック手術に関する用語です。レーシック手術を行うとほとんどの場合、近視は改善されます。
 
しかし、ごくまれに半年ぐらいの期間がたつと視力がもとに戻ってしまう場合があります。この近視の戻りのことをリグレッションといいます。
 
手術後の角膜の再生過程が関係していると考えられていますが、正確な原因はわかっておらず、どの人に起こるのかも予測が出来ないため、レーシック手術を行う眼科の多くでは一定期間の再手術を保証しているところが多いです。
 
再手術を行った場合はうまく行くことが多く、希望の視力にすることが可能です。レーシックの手術後はこのリグレッションの可能性があるので、眼科でのアフターケアを大事にする必要があります。

緑内障

"緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経と呼ばれる器官が眼圧等によって圧迫され、視野が狭くなる、部分的に見えなくなる病気の事です。
 
放置すると視野欠損を生じ、重症例では失明する可能性があります。
症状は、少しずつ見える範囲が狭くなっていきますが、その進行は非常にゆっくりです。
 
その為、両方の目の症状が同時に進行する事は少なく、病気が進行するまで自覚症状はほとんどありません。
 
緑内障は、病気が進行して損なわれた視神経を回復する事は出来ず、主な治療は、病気の進行を遅らせる、進行を抑え失明を防ぐ事が中心です。
 
治療方法は、点眼薬による治療が基本で、点眼薬による効果がない場合は、レーザー治療を行い、それでも効果がない場合は手術を行います。
 
緑内障は中高年の方に起こる代表的な病気のひとつで、症状がない場合でも、定期的に眼科検診を受ける事が大切です。"

レーシック

" レーシック とは、角膜の屈折率を矯正する手術です。目の表面にある角膜にレーザーを照射し、角膜の曲率を変えることで屈折率を調整して裸眼視力を回復します。視力が安定するまで長い場合は1か月程度かかりますが、9割の人が視力1.0まで回復します。
 
レーシックでは、まず角膜の表面を薄く切り、フラップ(フタの役割)を作り、それをめくります。そこにレーザーを照射することで角膜の曲率を矯正し、フラップを元に戻します。
 
角膜を削るため、角膜が薄い人や目の疾患がある人、近視が進行し、視力が不安定である20歳未満の人は手術を受けることができません。
 
また、矯正できるのは近視、遠視、乱視に限られ、老眼の場合は治療できません。
 
レーシックでは角膜の手術を行うため、ドライアイや光がにじんで見えるなどの合併症が起こるリスクもあります。また、手術環境の衛生管理が不十分な場合、結膜炎になることもあります。"

レフケラトメータ

"レフケラトメータとは、角膜の屈折や曲率のなどを測定する医療機器で、目の近視・遠視・乱視の度合いや屈折力を測定する屈折計です。
 
光を瞳孔から角膜に当て、反射してくる光から目の屈折力を測定し、また、角膜の表面に光を当てて、角膜の曲率半径を測定します。
 
眼科医などの検査で、田園風景や気球などの画像がぼやけたりはっきりしたり見えるのが、このレフケラトメータです。
 
画像がぼやけた瞬間に目がリラックスするため、その瞬間に測定します。
このデータを元に視力測定をしたり、眼鏡やコンタクトレンズの処方を行います。
 
レーシック手術においてもこのレフケラトメータによる検査が行われます。
また、この計測器で測定できるデータは、視力とは別物です。"

老眼

"老眼とは老視とも呼ばれる目の障害のことです。
 
年をとることによって水晶体が硬くなり、目の筋肉がピントの調節を上手くできなくなってしまう為に近くにあるものが見え辛くなってしまいます。
 
どんな人でも老眼は必ず起こり、早い人では40代からも起こる場合もあります。
 
矯正は凸レンズでできている老眼鏡を使い行います。矯正中は遠くが見え辛くなるので、近くのものを見る時に限定的に使用されます。
 
最近では遠近両用眼鏡というものがあり、これを使用することで、掛け外しの煩わしさを解消できます。
 
ただ一つの眼鏡で遠近が見えるので便利なのですが、慣れるまでは視野が揺れてしまったり、階段を踏み外しやすくなったり、目が疲れやすくなってしまう場合や視野が狭くなってしまうという欠点もあるので慎重な使用が望まれます。"